トム・サイクス
投稿日: 2018年12月28日
ロイター通信によると、アップルはインドで生産されるiPhoneモデルの数量を増やす計画を立てていると言われており 、報道によるとiPhone Xシリーズのようなハイエンドデバイスはインド南部タミル・ナドゥ州スリペルンブドゥールにあるフォックスコンの工場で製造される可能性があるとのことだ。
インド国内での iPhone 製造が 2017 年に開始されて以来、インドは国内で人気の高いデバイスであるiPhone SE と iPhone 6 の生産を単独で担当している。
ロイターが共有したレポートによると、情報筋は、中国国外での高級iPhone組み立ての拡大は、米国と中国の間の貿易戦争の「影響を制限する」試みである可能性もあると示唆している。
アップルにとって、中国以外での生産拠点の拡大は、米中貿易戦争のリスクを軽減するために不可欠だ。世界最大の電子機器受託製造会社であるフォックスコンは、ベトナムに工場を建設することを検討していると、ベトナム国営メディアが今月報じた。もしこれが実現すれば、大手企業が中国国外で新たな生産拠点を確保するための近年最大の動きの一つとなる。フォックスコンは以前、米中貿易摩擦が最大の課題であり、幹部らがその影響への対策を講じていることを認めていた。「フォックスコンを通じてインドでのiPhone生産を拡大することで、アップルは米国の新たな貿易政策によるリスクをヘッジできるだろう」と、インターナショナル・データ・コーポレーションのアソシエイト・リサーチ・ディレクター、ナブケンダー・シン氏は述べた。
休暇前には、輸入関税が急騰した場合、Apple が iPhone の生産を中国から移転する可能性があると示唆する報道がありました。
インド国内でのiPhone生産増加開始時期については具体的な日付は設定されておらず、Apple社も報道が真実かどうかは認めていないが、一部のデバイスがすでにインドで製造されていることを考えると、Apple社やその生産パートナーがインド国内で生産する端末製品の範囲を拡大し、輸入関税の上昇を回避するのはそれほど難しいことではないだろう。
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トム・サイクス
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