トム・サイクス
投稿日: 2025年3月15日
Apple は、今後のアップデートで iOS、iPadOS、macOS、watchOS 全体の RCS メッセージにエンドツーエンド暗号化 (E2EE) を導入すると発表しました。
これは、2011年からデフォルトでE2EEを提供しているiMessageと同様に、iPhoneとAndroidデバイス間で交換されるメッセージも、プライバシーとセキュリティを強化するためにまもなく暗号化されることを意味します。ただし、Appleは暗号化RCSメッセージの展開について、具体的なスケジュールをまだ発表していません。
AppleはiOS 18でRCSメッセージング標準を採用し、Androidデバイスとの相互運用性を向上させ、既読確認や入力インジケーターなどのiMessageのような機能を導入しました。
Appleは声明で、「エンドツーエンドの暗号化は、iMessageが当初からサポートしてきた強力なプライバシーとセキュリティ技術です。GSMAが公開したRCSユニバーサルプロファイルにエンドツーエンドの暗号化を導入するための業界横断的な取り組みを主導できたことを嬉しく思います」と述べています。「今後のソフトウェアアップデートで、iOS、iPadOS、macOS、watchOSにエンドツーエンド暗号化されたRCSメッセージのサポートを追加していく予定です。」
Appleは暗号化されたRCSメッセージングによってセキュリティを強化していますが、メッセージアプリはRCSまたはiMessageが利用できない場合の代替手段としてSMSを引き続きサポートします。ただし、SMSメッセージは暗号化されていないため、同等のプライバシーとセキュリティは確保されません。
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トム・サイクス
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