トム・サイクス
投稿日: 2023年5月24日
アップルのサプライヤーであるウィストロンは、iPhoneの組み立て契約を打ち切った。情報筋によると、同社はインドでの組み立てに長期的な利益を見込めないとし、アップルはインドでの事業を黒字化するために利益率を上げる交渉に応じなかったという。
インドのエコノミック・タイムズによると、ウィストロンはバンガロール近郊のコラーにあるiPhone組み立て工場の売却手続きを進めている。同紙によると、組み立て会社は十分な利益を上げることができなかったため、アップルとの契約を破棄することを決定したという。
ウィストロンは以前、中国でアップル向けのiPhoneを組み立てていたが、2020年にライバルのラックスシェアに工場を売却した。
アップルは近年インドでの製造活動を拡大しており、同国ではiPhone 14のほか、iPhone 13やiPhone SEなど一部の旧モデルのiPhoneも少量生産している。
これまでの報道では、アップルは2025年までにインドでiPhone全台の25%を生産することを目指しており、その主な推進力は米中間の貿易摩擦にあるとされている。
こうした圧力にもかかわらず、今年初め、アップルはインドでの iPhone 生産の品質に失望しており、クパチーノの同社はインドでの iPhone 生産の拡大にあたり、品質基準を満たさないためにケースの 50 % が拒否されるなど、いくつかの障害に直面していると報じられた。
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トム・サイクス
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