トム・サイクス
投稿日: 2019年2月21日
Appleは再びアメリカの投資銀行ゴールドマン・サックスと提携し、今年後半にもApple Payクレジットカードを導入すると言われている。
この報道はウォールストリート・ジャーナル によるもので、同紙は2018年半ばに最初に報じたところによると、当時Appleとゴールドマン・サックスは「新たな契約条件を詰めている」としており、その契約にはApple製品の無利子融資やAppleギフトカードへのポイント付与など、顧客への特典が含まれる可能性があるとしていた。
モバイルバンキングアプリのMonzoやMoneseと同様に、新しいAppleクレジットカードは、カード所有者の支出パターンの分析に基づいてユーザーにプッシュ通知を提供し、通常の請求額が前月よりも高い場合に警告する可能性があると、 WSJは報じている。
幹部らは、Appleのフィットネストラッキングアプリから視覚的なヒントを借用することを検討している。このアプリでは、ユーザーが毎日の運動目標を達成すると「リング」が閉じる仕組みになっている。また、ユーザーに支出習慣に関する通知を送信することも可能だ。さらに、カード会員の支出パターンを分析し、例えばある週の食料品の購入額が通常より多かった場合などに通知を送信することも可能だ。
昨年、WSJは 、この新たな提携により、ローンで製品を購入するアップルの顧客に店頭ローンも提供される可能性があると示唆した。
この提携は、iPhoneやその他の機器を購入するアップルの顧客にゴールドマンが店内融資を提供するなど、他のサービスにも拡大される予定だ。
報道によると、新しいApple Payクレジットカードは現在のApple Rewardsクレジットカードに代わるもので、債権者はバークレイズBCSに代わりゴールドマン・サックスとなる。Appleはゴールドマン・サックスのカードからより高い手数料を徴収し、サービス収入を押し上げると予想されている。
著者
トム・サイクス
今話題の
あなたも好きかもしれません