トム・サイクス
投稿日: 2021年8月8日
アップルのロンドン・バタシー発電所にある6階建ての大規模新キャンパスは、50万平方フィートのオフィススペースの設備工事が始まるため、今年の夏に引き渡される予定だ。このキャンパスは、iPhoneメーカーのロンドンの社員1,400人の拠点となる予定だ、とアップル・ポストが入手した。
アップルが2016年後半に計画を発表したこのキャンパスは、テムズ川南岸の象徴的な旧発電所に建設される予定で、ロンドンのシティとドックランズ地区以外で締結された単独のオフィス契約としては最大規模となり、ロンドン周辺のアップルの既存オフィス8か所すべてを集約して1つの中央ハブを形成することになる。
アップルは当初からバタシー発電所キャンパスを今年中に開設する計画だったが、新型コロナウイルスのパンデミックと過去18か月近く続いた英国の全国的なロックダウンが建設とオフィススペースの入居日にどのような影響を与えたかは不明のままだった。
Apple Postは、Appleの50万平方フィートのオフィススペースの引き渡しが9月末までに完了する予定であると伝えられており、これは新しいキャンパスが年末か2022年初頭にオープンする可能性があることを示唆している。
アップル社は建物を独占的に使用するわけではなく、バタシー発電所には高級レストラン、バー、小売店、アパートも入居している。
アップルが最初に計画を発表した当時、同社はヨーロッパの主要オフィスは4,000人の従業員を抱えるアイルランドのコークに残ると確認しており、ロンドン市長のサディク・カーン氏はアップルの移転を「大変嬉しく思う」と述べ、「これはロンドンが世界最大のブランドに門戸を開いており、貿易と投資の主要都市であることを示すさらなる兆候だ」と付け加えた。
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トム・サイクス
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