トム・サイクス
投稿日: 2020年12月7日
ロイター通信の報道によると、アップルのサプライヤーであるフォックスコンは、インドでのiPhone組み立てに10億ドルを投資する予定だ。同報道は、アップルが中国製造への依存を減らすためにサプライチェーンの多様化を推進していると伝えている。
「アップルは顧客に対し、iPhone生産の一部を中国から移管するよう強く要請している」と、事情に詳しい情報筋の1人がロイター通信に語った。この投資により、中国で6,000人の雇用が創出される可能性がある。また、スリペルンブドゥールにあるフォックスコンの既存工場の拡張計画もあり、現在iPhone XRの一部モデルが生産されている。
この3カ年計画により、より幅広い製品をインド国内で生産できるようになり、iPhoneがスマートフォン販売のわずか1%を占めるインドの消費者にとって価格が下がる可能性がある。
Appleは最近、2021年にインドで最初のApple Storeをオープンし、公式オンラインストアを今年後半に立ち上げると発表した。
以前の報道では、中国全土でAppleのiPhone生産を既に担っている契約メーカーのWistronとFoxconnが、インドで最大400億ドル相当のスマートフォンを生産する可能性があると報じられていました。生産拠点をインドに移管するという今回の決定は、インド政府が電気製品、特にスマートフォンの現地生産を促進するために導入したPLI制度と、米国に輸入される中国製品に対する輸入関税に関連しているとされています。
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トム・サイクス
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