アップル、ティム・クック氏を狙ったストーカーの「突飛で脅迫的、そして奇怪な行動」に対し接近禁止命令 | The Apple Post

Apple Post 投稿日: 2022年1月25日

アップルは、最高経営責任者（CEO）のティム・クック氏に弾の込められた拳銃の写真を送り、パロアルトの自宅に不法侵入し、自分はクック氏の妻であり、クック氏は彼女の双子の父親だと主張して大量の不穏なメールを送りつけたとされる女性に対して接近禁止命令を出した。

マーキュリー・ニュースが火曜日に入手した（AppleInsider経由）裁判所の書類では、この女性の行動は「気まぐれで、脅迫的で、奇妙」と表現され、ストーカーが1年以上ティム・クック氏に嫌がらせをしてきたことが指摘されている。アップルは、この女性は「武装しており、まだサウスベイエリアにいて、近い将来に（クック氏の）住居に戻るか、他の方法で彼を見つけるつもりである可能性がある」と考えていると主張している。

マーキュリー・ニュースによると、クック氏は2020年末、Twitterを通じてこの女性の執着を初めて知ったという。接近禁止命令申請書には、「クック」という姓を名乗るこの女性が、自分がアップルCEOの妻であり、彼が双子の父親であると主張していたことが記されている。

彼女は2020年のハロウィーンに、この疑惑の関係について12回ほどツイートした。同年10月下旬から11月中旬にかけて、彼女はクック氏に約200通のメールを送り、そのメッセージは「口調が著しくエスカレートし、脅迫的で非常に不快なものになっていた」とマーキュリー・ニュースは報じている。報道によると、この女性は「クック氏との性的関係を望んでいる」と述べている。彼女はカリフォルニア州、バージニア州、ニューヨーク州で偽の法人を登録し、クック氏を役員、取締役、または代理人として名乗っていた。

奇妙な行動の一つとして、この女性はクック氏のパロアルトにある自宅に執着し、ルームメイトになりたいとメールで申し込んだとされている。女性はクック氏の自宅まで車で向かったが、警備員に追い返されたという。裁判所の書類によると、女性は指示を受けて立ち去ったが、すぐに自宅に戻り、その後、警察が呼ばれるまで車の中で待機していたという。

クリスマスの1週間前、この女性はティム・クック氏に数億ドルを要求するメールを送ったとされている。元旦には、クック氏に対する暴力的な言葉をツイートした。

この件に関する公聴会は3月29日に予定されている。マーキュリー・ニュースの記事全文は、 こちらで読むことができる。