トム・サイクス
投稿日: 2017年4月27日
Recodeの取材に応じた情報筋によると 、 Apple は、同社の既存のモバイル決済サービスである Apple Pay の拡張として、iPhone ユーザー同士が「Apple Cash」を送金できる新しい送金サービスを開始することに取り組んでいるという。
関係者によると、Venmoの競合として狙われるこのサービスにはVisaとの大規模な提携が含まれるという。AppleはVisaのデビットネットワーク上で稼働し、Appleのピアツーピアサービスに直接接続され、Apple Payにも追加できるデジタルプリペイドカードを取得する必要があるからだ。
Appleは、この新しい決済サービスのユーザーに対して料金を請求しないと予想されるため、このプラットフォームから同社が得る利益は、Apple/Visaデビットカードの使用を選択したユーザーからのみとなる。これは間違いなく一部の銀行が懸念するところであり、銀行に混乱が生じる可能性があるため、Visaがどの程度柔軟かつ歓迎的であるかは不明である。
アップルは、独自の送金サービス構築を何度も試みてきたが、その試みは再び活発化しているようだ。複数の関係者によると、同社は最近、決済業界のパートナー企業と、Venmoに対抗する独自のサービス導入について協議を行っているという。このサービスにより、iPhoneユーザーは他のiPhoneユーザーにデジタル送金できるようになるという。
情報筋はさらにこう語った…
しかし、Appleが独自のデビットカードを発行する可能性は、一部の銀行幹部の懸念を招いていると、Recodeの情報筋は伝えている。一部の銀行幹部は、Visaが提携銀行向けに来週開催する年次サミットで、Visaへの懸念を表明する予定だ。エクスペリアンのデジタル決済担当幹部、チェリアン・アブラハム氏は、「銀行はApple Payを開発・導入した際、自社カードが常に顧客の財布の一番上にあるようにするために多額の資金を投じました。ですから、Appleが独自のカードを発行し、それが顧客の財布の一番上にある可能性を懸念するのは当然です。顧客が常に財布の一番上にあるということは、顧客の頭の中の一番上にあるということです。」と述べた。
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トム・サイクス
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