トム・サイクス
投稿日: 2020年5月2日
Apple Newsの責任者リズ・シメル氏は、同プラットフォームに対する出版社からの不満や、昨年3月のサービス開始以来の全体的な勢いの欠如が続く中、Appleの月額制サブスクリプションサービス「Apple News+」の開始から1年も経たないうちに辞任する。
Apple News+は今のところ有料ユーザーの獲得に苦戦しており、数百誌の雑誌や新聞にアクセスするために月額9.99ドル(Apple TV+より5ドル高い)を請求している。
これまでの報道によると、出版社は広くApple News+に不満を抱いており、同プラットフォームは「未完成」だと述べている。
ブルームバーグは「異動に詳しい関係者」を引用し、 シメル氏がアップルニュースに在籍中、出版社や広告主との関係を監督する役割を担っていたと主張している。
人事問題について匿名を条件に語った関係者によると、退任するリズ・シメル氏は、雑誌出版社コンデ・ナストで国際事業担当社長を務めた後、2018年半ばにアップルに入社した。シメル氏はアップルで、広告主やニュース出版社との関係を統括していた。
AppleのCEOティム・クック氏は最近、Apple Newsの月間アクティブユーザーが1億人を超えていると自慢したが、そのうち何人がApple News+を購読しているかは不明だ。
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トム・サイクス
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