トム・サイクス
投稿日: 2021年2月17日
極秘の自動運転電気自動車「アップルカー」の開発を担当するアップルの「プロジェクト・タイタン」チームで働いているとみられる上級管理職のベンジャミン・リヨン氏が、iPhoneメーカーを離れ、宇宙スタートアップ企業アストラに加わることになった。
ブルームバーグによると、リヨン氏は、アップルの自動車プロジェクト担当副社長ダグ・フィールド氏に報告する11人のマネージャーの1人だった。リヨン氏は、最初の自動運転電気自動車チームが結成された2014年からアップルカーの開発に携わっていたとみられる。
アップル社に20年以上勤務し、同社の主要エンジニアリングリーダーの一人であるリヨン氏は、今後はロケットスタートアップ企業のエンジニアリング活動に注力するアストラ社のチームに加わる予定だ。
TechCrunchとのインタビューで、リヨン氏は次のように述べた。「Astraは、スマートフォンがスマートであることの意味をまさに再定義するようなものだと感じています」とリヨン氏は述べた。「Astraのビジョンは、宇宙からロケット科学を根本的に取り除くという魔法のような組み合わせだと考えています。どうすればそれが実現できるのでしょうか? 魅力的な製品シリーズを生み出すためには、優れたチーム基盤と、それらを結集できる優れたコア技術基盤が必要です。」
アストラは「宇宙産業の仕組みを変革する」ことを目指しています。同社の目標は、テクノロジー企業の顧客に代わって、地球にインターネットを送信するために使用される数百基の低コスト衛星を打ち上げることです。
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トム・サイクス
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