トム・サイクス
投稿日: 2019年10月2日
ブルームバーグのマーク・ガーマン氏によると、アップルは、落ち込むiPhoneの売り上げを伸ばすため、技術者に「保証期間が切れたデバイスを持っている消費者にiPhoneのアップグレードを勧める」ようアドバイスしたと報じられている。
ガーマン氏の洞察によれば、顧客が保証期間が切れているほど古いiPhoneを店舗に持ち込んだ場合、スタッフは「上級販売員」から修理の選択肢について話し合うだけでなく、iPhoneのアップグレードを勧めるよう促されていたという。
報告書では、アップグレードを勧められた技術者がApple Storeの従業員だったのか、それともApple認定サービスプロバイダネットワークの一員だったのかは詳しく述べられていない。サービスプロバイダの中には、Apple認定販売店プログラムの一環としてApple製品を再販しているところもある。
ガーマン氏によれば、アップルは上級販売員に、小売店のスタッフが顧客にiPhoneの下取りオプションを提供すること、特に「iPhone XRの大幅な下取り取引」を促進する責任を課していたという。
12月、アップル幹部が需要を懸念したため、同社は小売店の従業員に対し、これまでにない方法で新型iPhoneのプロモーションを行うよう指示した。技術者は、保証期間が切れたiPhoneを購入した消費者にiPhoneのアップグレードを勧めるよう指示された。上級販売員は、他の従業員がアップグレードを提案していることを確認する必要があり、店舗にはiPhone XRのお得な下取り価格を提示するイーゼルが設置された。アップルのオンラインホームページも、旧モデルの下取りを条件にiPhoneの価格を値下げした広告に置き換えられた。
ブルームバーグは12月、アップルがマーケティングスタッフのグループに対し、プロジェクトを一時停止し、iPhoneの販売促進に注力するよう指示したと主張した。
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トム・サイクス
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